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いじめは不信感を介して思春期の精神状態を悪化させる

◎要約:『いじめを経験すると、その後様々な側面で精神状態の悪化を経験する可能性が高くなり、それには人に対する不信感が影響している』






児童期のいじめが長期にわたってその後の人生に影響を与えることが指摘されてきました。


今回は、子ども時代のいじめがどのような要素を介して、その後の精神状態に影響を与えるのかを調べた研究をご紹介します。


Bullying fosters interpersonal distrust and degrades adolescent mental health as predicted by Social Safety Theory

いじめは対人的な不信を招き、思春期の精神状態を悪化させる


イギリスにおける大規模なデータ(the UK’s Millennium Cohort Study)を元にした研究で、10,000人を対象としています。


子ども時代のいじめの体験と食事、睡眠、身体的活動等の要素、思春期の精神状態との関連を調べています。


結果として、以下の内容が示されました。


・いじめの経験のある子どもは思春期になり、内的(うつや不安など)、外的(問題行動など)、全体的精神的健康の問題を来しやすくなっていました。


・この傾向に最も影響を与えていたのは、思春期における対人的な不信感でした。


・不信感を持っている場合にはその後、3.5倍精神疾患に罹患する可能性が高くなっていました。




いじめをきっかけとした回避傾向や周囲への不信感は、臨床上の実感と一致する内容でした。

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