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うつ病の有無によるLSD使用の比較


うつ状態等の精神状態が、物質依存の悪化の要因として挙げられることがあります。


今回は、リゼルグ酸ジエチルアミド(LSD)に関して、うつ病の有無により使用の割合がどのように異なるのか調べた研究をご紹介します。


Use of Lysergic Acid Diethylamide by Major Depression Status

うつ病の有無によるリゼルグ酸ジエチルアミド使用の比較


アメリカにおける全国規模の調査(the National Survey on Drug Use and Health)を元にしており、18歳以上の478,492人(51.8%が女性)を対象としています。


2008から2019にわたり、昨年に使用したLSD使用について尋ねました。


結果として、以下の内容が示されました。


・うつ病がある場合は2008年0.5%→2019年1.8%、うつ病がない場合は2008年0.2%→2019年0.6%となっていました。


・うつ病のある場合のLSD使用の多い傾向は、特に34歳以下の年代で強くなっていました。


要約『うつ病のある場合の方がLSDの使用率(近年の上昇幅)が大きく、この傾向は特に比較的若い年代で顕著である』


うつ病自体の症状に加えて、物質使用等の依存症の合併にも注意を払う必要性を感じました。



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