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うつ病やうつ病ハイリスク状態における自伝的記憶

◎要約:『うつ病やその家族歴がある場合には認知の傾向として過度の一般化を認め、脳の活動にも健常者とは異なったパターンがあるかもしれない』





不安・抑うつの強い場合には、自伝的記憶の想起を誘導した時に、具体的なエピソードにふれず、一般的な事柄に言及する「過度の一般化(overgenerality)」というバイアス(傾向)が存在すると言われています。


今回はうつ病やその家族歴がある場合(うつ病ハイリスク)において過度の一般化の状態やそれに伴う脳の機能的変化について調べた研究をご紹介します。


Behavioral and Neurophysiological Correlates of Autobiographical Memory Deficits in Patients With Depression and Individuals at High Risk for Depression

うつ病やうつ病ハイリスク状態における自伝的記憶との行動や神経生理学的な関連


うつ病患者、うつ病の家族歴がある者、健常者、それぞれ16人ずつについて、エピソード想起を促す課題を行い反応を調べています。


結果として、以下の内容が示されました。


・うつ病患者と家族歴がある者両方で、健常者よりも具体的なエピソード想起が少なく、一般的内容が多くなっていました。


・機能的MRI画像検査において、うつ病患者と家族歴がある者両方で、健常者とは異なる機能的パターン( 内側前頭前皮質や後頭葉における血流パターンの変化)を認めました。




うつ病や家族歴がある場合には、自伝的記憶の早期に関して通常とは異なる脳のしくみを持っている可能性が考えられました。


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