アメリカにおけるパーキンソン病患者の推計は25年以上前の比較的小規模な集団でのデータを元にしていました。
今回は、正確な推計を行うため、大規模で複数の集団を対象としたパーキンソン病患者に関する調査を行った研究をご紹介します。
Incidence of Parkinson disease in North America
北アメリカにおけるパーキンソン病の有病率
今回のデータは、アメリカとカナダの異なる5つの集団を対象とした1,500万人を含んでいます(かつての、データはミシシッピ州の1つの集団のみを対象としていました)。
結果として、以下の内容が示されました。
・かつてはアメリカのパーキンソン病患者は65万人と推計されていましたが、今回のデータでは93万人は存在するとされました。
・毎年、45歳以上の6万から9万人が新たにパーキンソン病の診断を受けていると考えられました。
要約:『アメリカにおけるパーキンソン病患者はかつて考えられていたよりもずった多い』
重金属の使用が多いアメリカの工業地帯や殺虫剤の影響が大きいとされる農業地帯等で、有病率が高く、推計の感度向上以外にも環境要因の影響も考えられました(しかし、正確な原因は不明とされています)。
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