LSDやマジックマッシュルームの成分(シロシビン)等の知覚や思考・気分の変化を来す物質を広範囲に“幻覚剤”と呼びます。
今回は、近年における幻覚剤の使用の変化について調べた研究をご紹介します。
Hallucinogen use among young adults ages 19-30 in the United States: Changes from 2018 to 2021
アメリカにおける19~30歳の幻覚剤使用
19~30歳の11,304人について、LSDやLSD以外の幻覚剤の使用(過去12か月)を、2018~2021年の期間で調査しました。
結果として、以下の内容が示されました。
・LSDの使用は、2018年3.7%→2021年4.2%と大きな増加はありませんでした。
・LSD以外幻覚剤(シロシビン、PCP等)は、2018年3.4%→2021年6.6%と比較的大きな増加を示していました。
要約:『近年、LSD以外の幻覚剤の使用が比較的大きな増加を示している』
シロシビンに関しては、PTSDや治療抵抗性うつ病に対する効果が指摘されていますが、乱用には注意が必要と思われました。
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