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アメリカにおける慢性疼痛の管理(2019)




膝などの関節、腰痛、肩こりなど、様々な部位の慢性的な疼痛が生活の質を悪化させることが指摘されてきました。


今回は、かなり以前のデータになりますが(2019年)、アメリカにおける疼痛管理の方法を調査した結果をご紹介します。


Prevalence of Pain Management Techniques Among Adults With Chronic Pain in the United States, 2019

アメリカにおける慢性疼痛の管理(2019)


過去3か月間で行われた慢性疼痛の対処を尋ね、約32,000人の回答を得ています。


結果として、以下の内容が示されました。


・慢性疼痛を持つ成人の55%がオピオイドではない薬物のみを使用し、11%がオピオイドと非オピオイドの両方、4%がオピオイドだけを使用していました。


・非薬物療法として理学療法などのリハビリテーション、自己管理プログラム、ピアサポートグループ療法等が行われていましたが、有効とされている認知行動を行っていたのは4%のみでした。


・中年期以降のグループでオピオイドの使用が多くなっていました(45~64歳で19%、18~44歳で8%)。


要約:『アメリカにおける慢性疼痛管理で主には非オピオイドの薬物が使用されており、オピオイドの使用は比較的年齢が高いグループで多い傾向がある』


慢性疼痛に対して様々な方法が試みられている様子が確認できましたが、認知療法の割合は(その有効性が示されているにも関わらず)比較的低くなっていました。



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