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アルコールは一生に渡って脳神経に影響を及ぼす

執筆者の写真: もりさわメンタルクリニックもりさわメンタルクリニック

昨日はアルコール摂取が脳の体積に与える影響を調べた研究をご紹介したました。


本日、やや以前の掲載(Dcember 2020)になりますが、アルコール摂取が脳神経に与える影響についてコメントがあったので、ご紹介します。


アルコール摂取と脳の健康に関する生涯からみた影響


アルコール摂取の影響を3つの時期に分けて、主な点を示すと以下のようになります。


①胎生期:神経の過剰な新生、遊走、分化、細胞死

②思春期後期(15~19歳):神経接続の切除、軸索の髄鞘形成増加

③高齢期(65歳~):脳萎縮の進行、神経のサイズ減少、樹状突起や神経接続数の減少


以上のように、それぞれの時期で、アルコール摂取は脳神経に異なった影響を及ぼし、アルコールの脳に対する“毒性”の背景となっていると考えられます。


特に、妊娠中の母親のアルコール摂取や早期からのアルコールの影響は神経発達への影響が大きいと言えそうです。


それぞれの時期に合わせたアルコールに関する教育が必要と思われました。


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