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アルツハイマー病に対するタウ蛋白阻害作用のある経口薬の効果

執筆者の写真: もりさわメンタルクリニックもりさわメンタルクリニック

アルツハイマー病に対する新薬の開発や承認が進んでいますが、投与方法や副作用等の点で使用にハードルがあると感じます。


今回は、アルツハイマー病の原因に関連するタウ蛋白に対して阻害的に作用する薬剤の試験結果が発表( Alzheimer's Association International Conference : AAIC 2023)されたので、ご紹介します。


今回、効果が検証されたのはhydromethylthionine mesylate (以下、HMTM)という物質で、アルツハイマー病の病院となるタウ蛋白の凝集を阻害する作用が期待されています。


効果の指標としてはアルツハイマー病の進行の指標とされる血漿中のNfL(ニューロフィラメント)が用いられました。


185人の参加者のうち161で標本が採取でき、HMTMを16mg/日(多めの量)で服用した場合で、他の物質と比較して明らかにNfLの減少を認めていました。


さらに、病状の進行と関連するp-tau181の増加も抑制されていました。


参加者数は少ないですが、より治療が行いやすく、副作用の少ない薬剤として、今後の検証結果が期待される内容でした。



もりさわメンタルクリニック:https://www.morisawa-mental-clinic.com/

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YouTubeチャンネル(オンライン講座):https://www.youtube.com/channel/UCd8RS50q_Ol_x82AL9hhziQ

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