カンナビノイド(大麻類)がアルツハイマー病の行動心理兆候(周辺症状)に有効かもしれない


カンナビノイド(大麻類)は、マリファナの社会的に許容されないイメージが強く、敬遠される傾向があるかもしれませんが、薬理的にはメリットの大きい側面もあるようです。


最近、認知症に合併して暴言・暴力などの攻撃性が出現した場合に対するカンナビノイドの効果に関する研究が進んでいます。


老年精神医学の専門誌にアルツハイマー病の攻撃性に対するカンナビノイド使用に関する記事があったのでご紹介します。


Cannabinoids for Agitation in Alzheimer's Disease

アルツハイマー病の攻撃性に対するカンナビノイド使用


内容の一部を紹介すると以下のようになります。

①認知能力の低下に加え、行動心理兆候(周辺症状)には不安・失感情・うつ・精神病症状等が含まれるが、40%以上のアルツハイマー病患者に攻撃性を認め、本人や介護者の大きな負担となっている。


②認知症に伴う攻撃性の治療は限られているが、最近の知見ではカンナビノイド(大麻類)が症状の軽減に有効であるというデータが多い。


③認知症の攻撃性にカンナビノイドが効くしくみには、アルツハイマー病の病理に関連すると考えられている生理的なカンナビノイド系endocannabinoid systemが、カンナビノイドの投与によって調整できる可能性が示唆されている。


つまり、“認知症に多い攻撃的な症状にはカンナビノイド(大麻類)が安全で有効である可能性”が示されているようです。


物質としてのイメージは良くないと思われますが、認知症の問題行動への治療選択肢として登場するかもしれません。

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