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執筆者の写真もりさわメンタルクリニック

クリヤヨガ呼吸法と瞑想の燃え尽き症候群に関する効果

◎要約:『クリヤヨガ呼吸法では、通常のストレスマネジメントのみよりも、うつ・不安・ストレスの軽減に有効である可能性がある』






スダルシャン・クリヤ・ヨガ呼吸法と呼ばれる呼吸法(以下、クリヤヨガ呼吸法と表記)は、リズムに合わせて呼吸を行うことで、ストレスの軽減などに効果があると言われています。


今回は、クリヤヨガ呼吸法と瞑想を組み合わせたプログラムが臨床医を対象として行ったコースでどのような効果をもたらすのかを調べた研究をご紹介します。


Sudarshan Kriya Yoga Breathing and a Meditation Program for Burnout Among Physicians

A Randomized Clinical Trial

臨床医の燃え尽き症候群に対するスダルシャン・クリヤ・ヨガ呼吸法と瞑想プログラム


129人の臨床医(physician)を対象としています(平均46.2歳、89.2%が女性)。


63人をクリヤヨガ呼吸法、66人を比較対照としてストレスマネジメント教育に振り分け、2か月間オンラインでのプログラムを行いました。


結果として、以下内容が示されました。


・クリヤヨガ呼吸法のグループでは明らかにうつ、不安、ストレスの尺度でストレスマネジメント教育よりも大きな改善を示していました。


・その他、クリヤヨガ呼吸法では不眠、充足感、仕事での疲弊感、対人交流、燃え尽き症状に関して、改善を示していました。




今回は臨床医を対象とするコースの結果でしたが、燃え尽き症候群に関連する様々な症状(状態)に有効である可能性が示されていました。

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