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ゲーム障害の有病率について

執筆者の写真: もりさわメンタルクリニックもりさわメンタルクリニック

ゲーム障害は、国際的な疾病分類の基準であるICD-11(国際疾病分類第11版)に収載されており、世界的な有病率についてもデータが分析されつつあります。


今回は、ゲーム障害の有病率について調べた研究をまとめた結果(メタ・アナリシス)をご紹介します。


Prevalence of gaming disorder: A meta-analysis

ゲーム障害の有病率


2020年3月までに発表されたゲーム障害の有病率に関する61本(28か国、227,665人の参加者)の研究が分析に含まれました。


データは地域や標本数、データ集積の時期、年代、研究計画等によって異なっており、研究ごとの不均質性に問題がありましたが、全体の有病率としては3.3%という結果でした。


さらに、代表的な28本の研究に結果を限定すると2.4%、trim-and-fill methodと呼ばれる手法で調整した有病率は1.4%となっていました。


要約:『ゲーム障害の有病率の推計は、様々な要因による影響を受けるが、概ね1~3%と思われる』


特に年齢や性別、地域による文化的背景等の影響の大きい疾患単位であり、今後の正確な推計が期待される内容でした。



もりさわメンタルクリニック:https://www.morisawa-mental-clinic.com/

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