スマートフォンの使用と頭痛との関連


頭痛は精神疾患でも現れやすい身体症状の一つで、偏頭痛や緊張型頭痛等では緊張や不安といった精神状態の影響により症状の程度が左右されることもしばしば経験されます。


今回は精神疾患の有無とは無関係に、頭痛のある方において、スマートフォンを使用する場合と使用しない場合とで頭痛の性質が異なるか調べた研究をご紹介します。


smartphone use and primary headache

A cross-sectional hospital-based study

スマートフォンの使用と頭痛との関連


頭痛のある患者400人が調査の対象となりました。この中には194人のスマートフォンを使用しない人と206人の使用者が含まれています。


結果として、以下の内容が示されました。

①スマートフォン使用者のほうが鎮痛薬を使用する割合が多くなっていました(非使用者80.9% vs 使用者95.6%)。

②スマートフォン使用者のほうが鎮痛薬を使用した場合の改善が少なく、一定期間に使用した鎮痛薬の錠数も多くなっていました(非使用者5.0 vs 使用者10.0)。


以上の結果をみると、スマートフォンを使用しているほうが頭痛の程度がひどく、鎮痛薬を使っても効かないという印象があります。


しかし、スマートフォン非使用者に共通する別の属性(例:より高齢である等)についてもっと考慮してからでないと、一概には結果を解釈できないと思われます。


スマートフォンの使用が直接の原因ではないとしても、スマートフォンを使用する人のどのような特徴や生活スタイルが頭痛に影響するのか分かると、療養の方針に活かせる内容であると思われました。

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