咳払いや首振り、瞬き等、意図しない突発的な動きが繰り返される症状をチックと呼び、日常生活上の支障となることがあります。
今回はマシンラーニングを用いたビデオ判定で、チックの診断が可能かを調べた研究が学会発表(the International Congress of Parkinson's Disease and Movement Disorders 2023)されたので、ご紹介します。
チック症状のある63人分のビデオデータをマシンラーニングを用いて分析し、判定の仕組みを開発しました。
顔面の170か所の動きをなぞり、1秒以内の視認可能な動きを選んで、判定に用いました。
健常対照群との比較を含めた検証を経て、84%の正確さ(感度は83%)でチック症状の判定が可能であったとのことです。
要約:『マシンラーニングを用いたビデオ判定の仕組みで、チック症状が判断できる可能性がある』
診察室のような特殊な状況では出現しない症状でも、家庭で撮ったビデオで判断ができるようになる可能性が考えられました。
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