top of page

ニューログラニンはアルツハイマー病の指標となり得るか?


血液検査でわかるアルツハイマー病の指標として、アミロイドβやタウ蛋白が知られていますが、近年、感受性や特異性が高い他の物質についても検討が進められています。


今回は、ニューログラニンとαシヌクレインという物質に関して調べた研究をご紹介します。


Neurogranin as a Novel Biomarker in Alzheimer’s Disease

アルツハイマー病の新しい指標としてのニューログラニン


アルツハイマー病の患者29人(平均67.8歳)とアルツハイマー病ではない脳の炎症性疾患や腫瘍の患者を含む59人(平均62.5歳)が対象となりました。


脳脊髄液を用いて、ニューログラニンやαシヌクレインを測定し、指標として確立されているタウ蛋白や認知機能との関連を調べました。


結果として、以下の内容が示されました。

①ニューログラニンは脳脊髄液中のタウ蛋白や認知機能の低下と良く関連していま