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執筆者の写真もりさわメンタルクリニック

パンデミック中のADHD診断の変化

◎要約:『COVID-19によるパンデミック期間中には、ADHD診断が顕著な増加を示していた』






今回は、COVID-19によるパンデミックが、ADHD診断にどのような影響を与えたのかを調べた研究をご紹介します。


フィンランドにおけるCOVID-19パンデミック中のADHD診断

Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder Diagnoses in Finland During the COVID-19 Pandemic


フィンランドの全人口を対象とした研究で、約550万人が対象となりました。


パンデミック期間中のADHD診断について、以下の内容が示されました。


・新しいADHD診断がパンデミック期間中(2020~2022年)に倍増していました(10万人あたり2020年で238人→2022年で477人)。


・21歳未満または55歳よりも高齢以外の年代で著しいADHD診断の増加が起こっていました。


・特に13~30歳の女性では約3倍のADHD診断増加が生じていました。



通常、遺伝的要因が大きいと考えられているADHDですが、環境の変化によって症状が診断閾値を超えてくるということが考えられました。

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