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パンデミック期間中には研修医のPTSDが少なかった?


COVID-19のパンデミック期間における医療従事者のストレス障害について指摘されることがあります。


今回は、研修医を対象として、パンデミック期間でのPTSDについて調べた研究をご紹介します。


Posttraumatic Stress Disorder Symptoms Among First-Year Resident Physicians Working Before and During the COVID-19 Pandemic

COVID-19によるパンデミック期間における1年目研修医の心的外傷後ストレス障害


アメリカ、ミシガン大学の研究で、1,957人の1年目研修医(48.2%が女性、平均27.6歳)が対象となりました。


パンデミック以前とパンデミック期間(第1波)におけるPTSD発症、その他の要素について調べています。


結果として、以下の内容が示されました。


・パンデミック期間ではPTSDの割合が減少していました(パンデミック期間7.1% vs 以前10.7%)。


・職場における心的外傷暴露も減少していました(パンデミック期間50.9% vs 以前56.6%)。


・パンデミック期間中では労働時間が減少し、医療過誤 medical errors に関するレポートが減少し、労働に関する満足度は増加していました。


要約:『パンデミック期間中の初期研修医のPTSDは減少していたが、それはこの期間に伴っていた様々な労働条件によるかもしれない』


医療従事者でも立場が異なると、もっと違った結果が得られる可能性も考えられました。



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