COVID-19によるパンデミックで行動制限があった期間中に、どのような活動が精神状態を保つために役立ったのでしょうか?
今回は、うつ状態に陥るリスクが比較的高い対象者の家族を含めた調査で、パンデミック期間中の活動について尋ねた内容をご紹介します。
Helpful activities during the COVID-19 pandemic: Perceived benefits and actual association with psychiatric symptoms and psychological wellbeing
204人(平均41歳)に対して、オンライン上で調査を行い、パンデミック期間中に役に立った活動(乗り切り戦略 coping strategies)について尋ねました。
結果として、以下の内容が示されました。
・最も役立った活動で多かったのは、電話や文字、ビデオを介して友人や家族とコミュニケーションをとったこと(75.5%)でした。
・その他では、家族を助けること(50%)、料理(44.4%)、掃除などの家事(40.7%)、家族のいない人を助けること(38.5%)でした。
・料理 cooking and bakingは最も多くの精神状態悪化(うつ症状や不安)の場合に、用いられていました。
要約:『パンデミック期間中に行動を制限されていた時、人とのコミュニケーションや料理が精神状態を保つ上で役に立っていた可能性がある』
外出できないときに気分を保つ活動について、実感していたことが確認できる内容でした。
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