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パーキンソン病における精神病症状やうつ症状は神経細胞の脱落と関連する?


パーキンソン病は代表的な神経変性疾患であり、固縮・振戦・小刻み歩行等の特徴的な症状で知られています。


パーキンソン病には幻覚などの精神病症状やうつ等が伴いやすいことで知られています。


今回は、これらの精神症状が、どのような病理的変化(顕微鏡で見た組織の変化)を背景とするのか調べた研究をご紹介します。


Brainstem Pathologies Correlate With Depression and Psychosis in Parkinson's Disease

パーキンソン病のうつや精神病症状と関連する脳幹の病理的変化


パーキンソン病を原疾患とする175人について、パーキンソン病で病理的変化が起こる部位(黒質や青斑核)の神経脱落やレビー小体(パーキンソン病やレビー小体型認知症で脳細胞に現れる通常では認めない物質の沈着を示す小構造)のスコアを調べました。


上記のような病理的変化と精