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フラボノイドが多く含まれいている食物は認知能力低下を防ぐかもしれない


多くの果実や野菜に含まれているフラボノイド(フラボノールやフラボン等)は健康を維持する上で重要なビタミン類とされています。


今回は、フラボノイドを長期にわたって多く摂取することで、認知能力低下を防げるかもしれないという内容の研究をご紹介します。


長期にわたるフラボノイド摂取と主観的認知能力低下


大規模な調査(Nurses’ Health Study1984-2006 ,Health Professionals Follow-up Study1986-2002 )のデータを元にしており、49,493人の女性と27,842人の男性が対象となりました。


長期にわたってseven repeated food frequency questionnaires :SFFQsを尺度として、繰り返し食事の内容を調べ、主観的認知能力低下との関係を分析しました。


結果として以下の内容が示されました。

①(年齢やエネルギー摂取量、食事以外の主要な要素等に関して調整した後で)フラボノイドの摂取が多いと主観的な認知能力低下が少ない。(フラボノイド摂取が最も多いグループと最も少ないグループを比較すると認知能力の起こる割合の目安は、0.81倍)

②因果関係の推定に役立つ用量依存の関係(この場合はフラボノイドを多く摂取すればその分認知能力低下が起こる割合が少なくなるという関係)はフラボンで最も顕著で、アントシアニンがそれに続いていました。


つまり、“フラボノイドを多く含む果実・野菜の長期摂取は、認知能力低下を少なくできるかもしれない”と言えそうです。


フラボノイドを多く含む食物としては、イチゴ・オレンジ・グレープフルーツ・リンゴ・梨・セロリ・コショウ・バナナ等が知られています。


長期の根気強い摂取が必要ですが、認知機能低下を抑制できる生活習慣の一つである可能性が考えられました。

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