フラボノールで脳の循環が改善し、機能が向上する?


高齢期の認知機能低下について、“海馬”との関連が大きいと指摘されてきました。


その中でも、特に歯状回という部位の働きが大きいと言われており、今回は歯状回の働きと認知機能との関連、さらにココアのフラボノールが歯状回の機能に与える影響について調べた研究をご紹介します(かなり以前の論文で2014年のものになります)。


Enhancing dentate gyrus function with dietary flavanols improves cognition in older adults

フラボノールの歯状回の機能改善効果により高齢者の認知機能が向上する


まずは、35人の健常者(21~35歳)とアルツハイマー病の初期段階の患者について、海馬の血流の分布を比較し、歯状回の機能低下が認知機能の低下と関連していることを示しました。


さらに、41人の比較的高齢の健常者(50~69歳)をフラボノールの摂取の有無によってグループ分けし、歯状回の血流、認知機能を測定する課題への影響を調べました。


結果として、3ヶ月間のフラボノール摂取により、歯状回の血流に違い(良い影響)が生じ、これは認知機能テストの結果と関連していました(この研究では運動の有無による影響も調べていますが、その違いは明らかではありませんでした)。


つまり、フラボノールの摂取によって、海馬の歯状回の血流が改善し、これは高齢期においても認知機能の改善をもたらす可能性があると考えられました。

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