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フルオキセチン(抗うつ薬)の抜毛症に対する短期的効果


以前から、抜毛症は強迫性障害に類似の病態ではないかと指摘されてきました。


現在までのところ、抜毛症に対する薬物療法では、強迫性障害と同様のしくみで効果をもたらすことを期待して抗うつ薬が使用されてきました。


今回は、かなり遡りますが(2006年)、アメリカでは主要な抗うつ薬であるフルオキセチンの、抜毛症に対する短期的効果を確認した研究をご紹介します。


A placebo-controlled, double-blind crossover study of fluoxetine in trichotillomania

フルオキセチンの抜毛症に対する効果を確認した偽薬を対照とした二重盲検、クロスオーバー試験


抜毛症をともなう成人の21人が対象となりました。


クロスオーバー試験という、実薬のグループと偽薬をグループを入れ替えて、それぞれ効果を再評価する計画を採用した薬剤使用期間が6週間の試験で、フルオキセチンの抜毛症に対する効果を検証しました。


結果として、試験を完遂したのは15人で、今回の試験期間内では週当たりの抜毛の割合、抜毛をしたい衝動の程度、抜毛エピソードの回数、抜毛量において、フルオキセチンと偽薬での差異は明らかではありませんでした。


要約:『フルオキセチンは今回の試験期間(18週間)で、抜毛症に対する効果を示せなかった』


少数例での試験ですが、偽薬との比較で、フルオキセチン(抗うつ薬)の効果がはっきりしないという結果でした。ただし、長期的な結果や他の抗うつ薬での効果については不明な点が残されており、今後の検証が必要であると思われました。




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