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不安と認知障害との関連性はストレスが介在しているかもしれない

執筆者の写真: もりさわメンタルクリニックもりさわメンタルクリニック

高齢期における不安などの精神状態の悪化と、軽度認知障害(MICI)との関連性が指摘されてきました。


今回は、不安とMCIとの関連性がどのような要素によって影響を受けているのか調べた研究をご紹介します。


It goes both ways: The relationship between anxiety and mild cognitive impairment

それは両方向性である: 不安と軽度認知障害の関連


(医療機関等ではない)地域に住む65歳以上の368人を対象としています。


毎年、不安と認知機能、日常で受けるストレスの尺度を測定し、それぞれの関連性を調べました。


結果として、以下の内容が示されました。


・不安→軽度認知障害の方向で影響を調べると、37.1%がストレスによって介在されていました(影響の説明が可能でした)。


・軽度認知障害→不安の方向で調べると、27.1%がストレスによって介在されていました。


要約:『不安と軽度認知障害との関連は両方向性であり、少なくとも一部はストレスによって介在されている可能性がある』


不安から生じるストレスも、認知の衰えから生じるストレスも、ともに大きな影響力を相互的に与え合っている姿が想像されました。



もりさわメンタルクリニック:https://www.morisawa-mental-clinic.com/

rTMS治療:

YouTubeチャンネル(オンライン講座):https://www.youtube.com/channel/UCd8RS50q_Ol_x82AL9hhziQ

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