昨日は、人工甘味料の循環器系疾患への影響(種類によっても異なるが、全体としてわずかにリスク上昇)についてお伝えしました。
今回は、少し遡りますが(2020年)、人工甘味料の使用量の変化について調べた研究をご紹介します。
Types and Amounts of Nonnutritive Sweeteners Purchased by US Households: A Comparison of 2002 and 2018 Nielsen Homescan Purchases
アメリカの家計で消費される人工甘味料の種類と量
25か国の消費者行動について調べているNielsen Homescan Consumer Panelsを基にした研究で、今回はアメリカの家計における2002から2018年の消費行動を調べています。
結果として、以下の内容が示されました。
・通常の糖分を含む食品の消費量は減少していました。
・通常の糖と人工甘味料を合わせた消費量は増えていました (10.8-36.2 g/日 )。
・それぞれの甘味料の割合は大きく変動していました(例:アスパルテーム60.0%-49.4%、 リバウジドシド A 0.1%-25.9%、スクラロース 38.7%-71.0%)
要約:『甘味料の使用は、人工甘味料を中心として増加しており、甘味料の種類によって変化の傾向は異なっている』
全体として、甘味を求める傾向があるようですが、中身は通常の糖分から人工甘味料にシフトしていると言えそうです。
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