top of page
執筆者の写真もりさわメンタルクリニック

体重減少における脳の機能と腸内細菌叢の変化




最近、様々な精神疾患・脳の機能と腸内細菌叢(腸内細菌の種類や構成)の変化が注目されています。


今回は、肥満に対してエネルギー制限を介した治療を行った時に、どのように脳の機能や腸内細菌叢が変化したのかを調べた研究をご紹介します。


Dynamical alterations of brain function and gut microbiome in weight loss

体重減少における脳の機能と腸内細菌叢の変化


間欠的なエネルギー制限を2ヶ月間行い、減量に成功した25人が対象となりました。


脳の機能が分かるMRI画像と便中の細菌を複数の時点で確認しています。


結果として、以下の内容が示されました。


・肥満に関連すると言われる複数の脳の領域(下前頭回眼窩部、被殻、前帯状皮質)で活動が低下していました。


・腸内細菌叢の変化(大腸菌の減少、肥満に関連すると言われるフィーカリバクテリウム、バクテロイデスの増加)を認めました。


要約:『肥満治療のためのエネルギー制限で、脳の機能や腸内細菌叢に変化を認める』


食事摂取のあり方が脳と腸に影響を与えている様子が感じられる内容でした。


閲覧数:15回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page