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初めて発症した統合失調症での認知能力変化

◎要約:『統合失調症は発症して間もなく、(薬剤を服用していない段階で)大きな認知能力の低下を来すことが多い』






統合失調症では、理解・判断・処理速度等、様々な領域で認知能力の低下が指摘されてきました。


また、治療のために使用される抗精神病薬による影響も考えられるため、純粋な評価を難しくしています。


今回は、薬剤を服用する前の初発の統合失調症における、認知能力の変化を調べた研究をご紹介します。


Cognitive Function and Variability in Antipsychotic Drug–Naive Patients With First-Episode Psychosis

A Systematic Review and Meta-Analysis

抗精神病薬を服用していない統合失調症初発患者における認知機能の変化


初めて統合失調症を発症した患者2,625人(平均25.2歳、40%が女性)を含む50本の研究が分析の対象となりました。


結果として、薬剤を服用していない段階でも、認知の多くの領域で、能力低下を示していました。


領域をあげると、処理速度、言語学習、視覚学習、ワーキングメモリ、注意、論理/解決能力、遂行能力があり、例として、推定の効果量を示すHedges' gは-1.16とかなり大きめの数値となっていました。




症例によって大きな差異があることも示されており、すべての場合とは言えませんが、認知能力の低下を回復できるか、あるいは低下することを防げるかが重要であると思われました。

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