努力と報酬に関する決定がうつ症状の再発に影響する


うつ病は寛解後にも再発が多いことで知られ、特に複数回のエピソードを繰り返している場合には薬物療法の継続や環境への配慮等、再発を防ぐ試みについて検討が行われます。


今回は、一度症状が寛解した後の再発率と、報酬に対してどの程度努力を費やすかという傾向との関連を捉えようとした研究をご紹介します。


Computational Mechanisms of Effort and Reward Decisions in Patients With Depression and Their Association With Relapse After Antidepressant Discontinuation

うつ病における労力と報酬に関する決定及び薬物中止後の再発との関連


スイスとドイツにおける研究で、うつ病に罹患したが、薬物の効果により寛解している123人(平均34.5歳)が調査の対象となりました。


一定の労力と引き換えに報酬の得られる検査を施行し、その後経過が観察されました。


結果として、

①報酬を得るために、労力を費やす程度が低いグループ

②決定を行うのに、時間のかかるグループ

以上の両方で、再発率の高いことが示されました。


このような簡易なテストで再発の危険度が分かるなら、目安として実施できるようになると患者さんにとって有益であると思われました。


#うつ病

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