勤務時間外でのメールチェックが精神衛生を悪化させる?


週末や長期の休みなど、勤務時間外に仕事場からの電話やメール・LINE等の連絡を受けることがあります。


このような時に、すぐに返信をしなければいけないか迷う場合も多いと思われます。


今回は、オーストラリアの大学で行われた休暇中に受信する仕事場からのメールに関するアンケート調査の結果についてご紹介します。


Will you check your emails over Christmas?

The out-of-hours practice that could cost you your health

クリスマスでもメールチェックをしますか? 勤務外の過ごし方があなたの健康を害するかもしれません


オーストラリアの大学40箇所の職員や教員にアンケートをとりました。


結果として、以下の内容が示されました。

①26%が休み中のメール等、仕事場からの連絡に返信をしなければいけないと感じている。

②50%が週末でも、仕事場の同僚から連絡を受けることが多いと回答している。

③週末の仕事場からの連絡に対して返信を行う人は、行わない人よりも心理的な負担を感じている割合が多い(不快感:56% vs 42%、精神的疲労:61% vs 42%、 精神状態の悪化:28% vs 10%)。


つまり、“休み中に受け取る仕事場からの連絡に即応する習慣は、精神衛生を低下させている可能性がある”ということです。


これは、返信しなければならないと義務感を感じる人のほうが、心理的な負担を生じやすい等の、個人的傾向もあると思われるので、因果関係ははっきりしたことは言えないかもしれません。


診療の中では、特に精神疾患で休職中に、仕事場から連絡がくるような場合があり、休養の質を低下させてしまっている例もあります。


仕事上やむを得ない場合も多いと思われますが、内容をまとめて回数を少なくし、最小限の負担で済むようにしたり等、個人の状態に合わせて負担を軽減するコミュニケーション上の工夫が大切であると考えられました。

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