嗅覚の感受性と不安等の精神症状が関連するかもしれない


不安やうつ症状によって、疼痛を始めとする様々な身体感覚が影響を受けることが指摘されてきました。


今回は、嗅覚に関するメタ認知(嗅覚への気付き、反応性、想像、重要性の評価)がどのようにうつや全般性不安、社交不安と関連しているかを調べた研究をご紹介します。


Olfactory meta-cognition in individuals with depressive and anxiety symptoms: The differential role of common and social odors

うつや不安症状を伴う場合の嗅覚メタ認知: 一般臭気と社会的臭気


インターネットを介した429人に対する調査で、嗅覚メタ認知とうつ・全般的不安・社交不安との関連を調べました。


結果として、以下の内容が示されました。

①嗅覚への気付きと重要性評価は、全般性不安の症状と関連していました。

②人間の体臭等、社会的臭気に関する気づきは、うつ症状と関連していました。


つまり、“嗅覚に対する感受性は、不安やうつなどの症状と関連し、一般臭気や社会的臭気といった臭気の種類によっても異なる”と言えそうです。


うつや不安症状の予測や評価に役立つかは不明ですが、嗅覚の性質を知る上で参考になる調査結果でした。

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