回避・制限性食物摂取症(ARFID)と機能性消化器疾患の関連


通常の“摂食障害”のような身体像へのとらわれが少ないか認められないにも関わらず、食物摂取の回避や摂取量の制限が認められる病態を回避・制限性食物摂取症(ARFID)と呼びます。


この診断で用いられるNIAS(he Nine-Item ARFID Screen)による評価と食道アカラシア等の機能性消化器疾患の関連を調べた研究をご紹介します。


When Is Patient Behavior Indicative of Avoidant Restrictive Food Intake Disorder (ARFID) Vs Reasonable Response to Digestive Disease?

どのような時に、AFRIDで、または消化器疾患に対する反応なのか?


18歳以上の食道アカラシア・セリアック病・好酸球性食道炎・炎症性腸疾患の罹患者289人が研究の対象となりました。


NIASを自己記入してもらい、回避・制限性食物摂取症の基準を満たすか調べました。


結果として、消化器疾患の患者が消化器症状への恐れや食物への興味低下から、AFRIDの基準を満たしていました(例:食道アカラシアの患者の78.4%がAFRIDの基準を満たしていました)。


つまり、“消化器疾患の患者でも、通常用いられる基準を用いて判断した結果、AFRIDであると過剰に診断される可能性がある”と言えそうです。


摂食障害やAFRIDの診断を検討する場合には、炎症性腸疾患やアカラシア等を除外した上で慎重に診断するべきであると思われました。



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