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境界性パーソナリティ障害の早期死亡には自殺以外にも多様な原因がある


境界性パーソナリティ障害(BPD)の早期死亡の原因として、自殺企図によるものが考えられます。


今回は、実際に入院からの追跡調査を行い、早期の死亡について頻度や原因などを調べた研究をご紹介します。


境界性パーソナリティ障害(BPD)の自殺やそれ以外の原因による死亡について


BPD290人とそれ以外のパーソナリティ障害72人が研究の対象となりました。


2年毎に再評価を行い、24年間経過を追跡しました。


結果として、以下の内容が示されました。

①BPDでは5.9%、それ以外では1.4%の人が自殺で亡くなっていました。

②BPDでは14.0%、それ以外では5.5%の人が自殺以外の原因で亡くなっていました。

③自殺以外の原因では、物質使用による循環器障害や事故が多くなっていました。


臨床的にも良く経験されるように、BPDでは自己破壊的行動が目立ち、自殺以外にも多様な原因で死に至ることが確認される内容でした。


#境界性パーソナリティ障害

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