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外傷による脳損傷と認知能力低下


外傷による脳損傷後、回復した場合でも認知症の原因となるのかについては議論があるところです。


今回は、長期経過で外傷による脳損傷の影響を調べた研究をご紹介します。


Associations Between Traumatic Brain Injury and Cognitive Decline Among Older Veteran Men - A Twin Study

退役高齢者における外傷性脳損傷と認知能力低下


双子(8,662人の参加者)を用いて、外傷以外の条件(生物学的な要素)の影響を少なくし、12年間以上にわたる経過を調べました。


結果として、以下の内容が示されました。


・外傷性脳損傷が一回でもあった場合、それに意識障害を伴っていた場合、高齢期での受傷の場合、いずれにおいても認知能力の低下(70歳で比較)が生じていました(例:外傷性脳損傷が一回でもあった場合で、β=-0.56)。


・意識障害を伴っていた場合、脳損傷が2回以上だった場合、高齢期での受傷では、認知能力低下が通常よりも速く進行していました。


要約:『外傷性脳損傷の後では、長い経過で認知能力低下が通常よりも早期に出現する可能性がある』


できるだけ受傷をさけることと、重度の頭部受傷があった場合には、回復した場合にも、認知症の発症が通常よりも早期になることを視野に入れる必要性を感じました。




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