大気汚染はアミロイド沈着(アルツハイマー病と関連)を増加させるか?


大気汚染は心血管系の疾患や認知症のリスクを上昇させると指摘されてきました。


今回は、上記の認知症との関連をより深く知るために、アルツハイマー病の病態として知られるアミロイド沈着(異常タンパク質の細胞外沈着)と大気汚染との関連を調べた研究をご紹介します。


Association Between Ambient Air Pollution and Amyloid Positron Emission Tomography Positivity in Older Adults With Cognitive Impairment

大気汚染と認知障害のある高齢者におけるアミロイドPET陽性所見との関連


認知能力の低下を伴う18,178人(平均75.8歳9,333人が女性)が調査の対象となりました。


アルツハイマー病で認められる所見であるアミロイド沈着を画像検査で調べ、大気汚染(PM2.5濃度など)との関連を調べました。


結果として、2つの時期においてアミロイドPETの陽性所見の割合と大気汚染との関連が認められました(2002~2003年で陽性所見のオッズ比1.10倍、2015~2016年で1.15倍)。


また、大気汚染の程度と陽性所見の尺度:average marginal effect (AME) とは片方が多い場合にもう一方も多くなる関係性があり、明らかな関連を示唆していました。


上記の内容は他の影響を与えそうな要因を調整した後の結果であり、大気汚染が独立して、アルツハイマー病の本体であるアミロイドβの沈着に関連する可能性を示していました。


#認知症 #大気汚染

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