大麻の使用と統合失調症の関連


因果関係は分かっていませんが、大麻を使用することが統合失調症のリスクを高めるのではないかという指摘があります。


今回は、デンマークの全国的データを用いて、大麻使用の統合失調に対する影響の程度を推測しようとした研究をご紹介します。


Development Over Time of the Population-Attributable Risk Fraction for Cannabis Use Disorder in Schizophrenia in Denmark

大麻使用の統合失調に対する人口寄与危険割合の変遷


デンマークにおける全国的データを元にした研究で、およそ700万人のデータが分析の対象となりました。


1972年~2016年にわたる Population-Attributable Risk Fraction(人口寄与危険割合): ここでは大麻の統合失調に対する影響の目安を調べました。


結果として、以下の内容が示されました。

①大麻使用に関連する統合失調症の割合はこの20年間でおよそ3~4倍に増加している。

②人口寄与危険割合(大麻がなかったらどれくらい統合失調症の発症を減らせるか)では2%(1995年)→6~8%(2010年以降)と増加傾向である。


つまり、“統合失調症のうち大麻が関連していそうな発症がここ20年間で増えている”と言えそうです。


明らかな因果関係を示したものではないので、断定的には言えませんが、統合失調症予防の観点からは大麻使用は望ましくないと考えられました。

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