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妊娠中の抗うつ薬中止時期と出産後の精神科的経過


昨日は、抗うつ薬を継続した場合と中止した場合のうつ病の再発率についてお伝えしました。


今回は、抗うつ薬を中止した時期と出産後の精神科的経過について調べた研究をご紹介します。


Timing of Antidepressant Discontinuation During Pregnancy and Postpartum Psychiatric Outcomes in Denmark and Norway

妊娠中の抗うつ薬中止時期と出産後の精神科的経過


デンマークとノルウェーにおける研究で、妊娠前に抗うつ薬による治療を受けていた57,934人が対象となりました。


抗うつ薬を中止した時期によって、出産後の精神科的経過(精神安定薬 psycholepticsの追加、救急受診、自傷)が異なるかを調べました。


結果として、以下の内容が示されました。


・妊娠前に抗うつ薬を中止していた場合、抗うつ薬を妊娠後期まで服用していても使用期間が短い場合には、精神安定薬の開始や救急受診は(抗うつ薬を継続した場合に比較して)少なくなってました。


・抗うつ薬を妊娠後期まで服用していて中止した場合、精神安定薬の開始や救急受診は(抗うつ薬を継続した場合に比較して)多くなってました(精神安定薬の追加について、ハザード比1.13倍)。


要約:『抗うつ薬の使用期間が長く、妊娠後期で中止した場合には、産後の精神状態悪化が増加する可能性がある』


差異が僅かであり、どのように実生活上の影響を見るか難しい結果であると思われましたが、妊娠後期まで継続した抗うつ薬は、少なくとも急に中止したりしない方が良いのかもしれません。



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