妊娠期の母親のうつ症状と子どもの脳構造の変化


妊娠期や産後のうつ症状が、子どもの精神的発達に影響することがしばしば指摘されています。


今回は、妊娠期の母親のうつ症状と、子どもの脳構造の変化を画像検査で客観的に評価した研究をご紹介します。


Prepartum and Postpartum Maternal Depressive Symptoms Are Related to Children’s Brain Structure in Preschool

https://www.biologicalpsychiatryjournal.com/article/S0006-3223(15)01039-2/fulltext

出産前後の母親のうつ症状は就学前の子どもの脳構造と関連する


52人の女性について、妊娠中と出産後3ヶ月のうつ症状を調べ、就学前(2.6~5.1歳)の子どもの脳構造との関連を検討しました。


結果として、以下の内容が示されました。


・妊娠中のうつ症状の尺度:Edinburgh Postnatal Depression Scale (EPDS) が高いほど、子どもの脳皮質厚が薄くなっていました。


・出産後のうつ症状についても、妊娠中の関連と部位はやや異なりますが、子どもの脳の皮質厚が薄くなっていました。



要約:『母親の妊娠中・出産後にうつ症状があると、子どもの皮質が薄くなる変化をきたしやすいかもしれない』


脳皮質の菲薄化が起こるしくみまでは分かりませんが、出産前後の母親の精神的コンディションは子どもの脳構造に客観的な変化として現れる可能性を示していました。



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