睡眠の年次学会(SLEEP 2023, the 37th annual meeting of the Associated Professional Sleep Societies)において行われた、衝動性とR指定の動画やゲームへの暴露に関する発表をご紹介します。
子どもの脳と認知の調査 Adolescent Brain Cognitive Development (ABCD) studyからのデータを使用した研究で、9~13歳の2,757人(男性51%、白人60%)が対象となりました。
衝動性に関する尺度と成人指定の動画やゲームの使用の関連を調べました。
結果として、以下の内容が示されました。
・調査開始から2年後、3年後の評価で4~5割で成人指定の動画やゲームに接していましたが、衝動性が高いほど、この種のコンテンツに接する割合が多い傾向がありました。
・親の見守りの少なさ、人口統計上の条件等の関連する要素はありましたが、その一つとして、睡眠時間の短さは成人指定のコンテンツへのアクセスの予測因子となっていました。
要約:『衝動性と成人指定コンテンツへのアクセスは関連し、睡眠時間が短いこともこの種の傾向に影響を与えるかもしれない』
睡眠時間が短いことが大きな要因ではないかもしれませんが、養育環境を整える時に大切にしたい要素の一つであると思われました。
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