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子ども時代の肥満が成人してからの精神疾患と関連する?


肥満が精神疾患のリスクとなることがしばしば指摘されてきました。


今回は、イギリスの大規模データから、子供時代における様々な肥満の指標が成人期の精神疾患とどのように関連するかを調べた研究をご紹介します。


前向き出生時コホートから調査した子供時代の免疫代謝的指標と成人後のうつ・精神病の危険性


イギリスで行われたAvon Longitudinal Study of Parents and Children (ALSPAC) の大規模なデータを用いた研究で15,589人の出生時のコホート(集団)が対象となっています。


9歳時の肥満と関連するホルモンであるレプチン、インスリン、アディポネクチンや免疫代謝的指標、BMI、コレステロール等と24歳時の精神疾患の関連を調べています。


結果として、以下の内容が示されました。

①子供時代のレプチン(肥満と関連するホルモン)が成人期のうつ病エピソードと関連していました。(相対的リスクの目安として、オッズ比1.28倍)

②免疫学的な血液データを含む6つの尺度を合わせた値では、うつ病エピソード(オッズ比1.05倍)と精神病症状の体験(オッズ比1.20倍)との関連が示されました。


つまり、“子ども時代に肥満の場合には、成人以降のうつ病や精神病になり易さがわずかに増すかもしれない”と言えそうです。


このような大規模なデータではわずかな差でも、有意差(統計的に意味のある差)が出やすいので、結果の解釈には注意が必要であると思われました。

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