孤独と高齢期におけるうつ病の関連について


昨日は孤独とがんの発症リスクの関連についてお伝えしました。


今回は、孤独がどのように高齢期のうつ病に影響を与えるのか調べた研究(2020)

をご紹介します。


The association between loneliness and depressive symptoms among adults aged 50 years and older: a 12-year population-based cohort study

50歳以上における孤独とうつ症状の関連


イギリスの全国から対象者を抽出した研究で、50歳以上の4211人が対象となりました。


孤独の指標としてR-UCLA(1980 revision of the University of California, Los Angeles Loneliness Scale) 、うつの指標をして CES-D(eight-item version of the Centre for Epidemiologic Studies Depression Scale )を用いて孤独とうつ症状の関連を調べました。


12年間の経過観察の結果として以下の内容が示されました。

①孤独の指標が1ポイント上昇するごとに0.16上昇する関係性を認めました。

②孤独の影響がないと想定すると11~18%のうつ病が防げると分析されました。


孤独とうつ病との関連は一般論としても了解しやすく、当然の結果であるようにも思えます。


今回ご紹介した研究では、他の付随する要素を調整した上でも量の依存関係が認められ、原因としての重要性が伺われる結果でした。


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