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心理教育の術後疼痛に対する効果


術後に限らず、疼痛に対しては様々な種類の鎮痛薬が使われます。


しかし、慢性に経過する痛みに対して解熱鎮痛薬や麻薬性の鎮痛薬の使用を開始すると、徐々に強いもの、より多くの処方に結びつき易く、高度の耐性形成や鎮痛薬依存を引き起こす可能性があります。


今回は、術後の疼痛に対して事前に心理教育を行うことによる効果を調べた研究を御紹介します。


Educating Patients Regarding Pain Management and Safe Opioid Use After Surgery: A Narrative Review

術後の疼痛コントロールや安全な麻薬性鎮痛薬の使用に関する心理教育


術前や周術期における心理教育的アプローチを行っている様々文献を系統的に調べています。


この種の心理教育には大きく分けて、

①先制的心理教育:局所麻酔や脊髄麻酔等、様々な選択肢に関する情報を含む

②予防的心理教育:術後の疼痛コントロール全般について伝える

があるとされています。


①は予想される効果に関する理解をもたらし、手術結果に関する御自身の心配を表現するのを助けていました。


②については、術後に予想される心理的なニーズを表明するのを助け、術後の回復や術後に生じた急性の痛みや強い不安の軽減に役立っていました。


痛みの治療というと各種の鎮痛薬を考慮し、何を、どのように投与するかを工夫することに注意が集中してしまいますが、痛みに苦しむ人を心理的に支える必要性を痛感しました。


#痛み

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