心理社会的治療と免疫機能の変化


うつ病などの気分の低下が起こる病態では免疫機能についての影響が指摘されており、他にも様々な精神的・社会的要因が免疫機能に影響を与え得ると思われます。


今日は、様々な心理社会的治療が、免疫機能にどのような影響を与えるのか調べた複数の研究を分析してまとめた研究(メタ・アナリシス)をご紹介します。


Psychosocial Interventions and Immune System Function

心理社会的治療と免疫機能


4060人の参加者を含む56のランダム化比較試験が調査の対象となりました。


分析は様々な社会心理的治療(行動療法、認知療法、認知行動療法、認知行動療法+追加の治療、喪失体験に寄り添う治療、支持的治療、心理教育等)を含み、結果の免疫機能についてはサイントカインレベル、免疫細胞数、抗体レベル、ナチュラルキラー細胞の活性、ウィルス負荷等が指標として用いられました。


すべての心理社会的治療をまとめた非常に大雑把な結果ですが、免疫機能に関する有利が14.7%増加し、免疫機能上の不利が18.0%減少していました。


分析の対象となった心理社会的治療をみると認知行動療法に関連したものが多く、結果についても認知行動療法に関する結果がもっとも明らかとなっていました。


精神(心理)と体を分けて考えるよりも、基本的身体機能と心理社会的状態の相互作用を念頭に置きながら治療を検討することが重要であると思われました。


#認知行動療法

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