思春期のアルコール摂取に対する認知行動療法+マインドフルネスの効果


瞑想などを用いて、意識を「今、ここ」におき、思考や感情、症状などをありのままに受け止める手法を“マインドフルネス”と呼んでいます。


今回は、思春期の認知行動療法にマインドフルネスを追加した場合の効果について調べた研究をご紹介します。


Additive effectiveness of mindfulness meditation to a school-based brief cognitive–behavioral alcohol intervention for adolescents.

学校における認知行動療法にマインドフルネス瞑想を追加した場合の思春期アルコール摂取に対する有効性について


オーストラリアにおける研究で、アルコール摂取の問題がある13~17歳の若年者404人(平均14.99歳)が対象となりました。


クラスごとに認知行動療法+マインドフルネス瞑想: 7クラス、認知行動療法+筋弛緩法: 8クラス、評価のみ: 7クラスに分けて、アルコール消費やマインドフルネス、アルコール期待(アルコールの効果に対する期待感)等についての評価を行いました。


結果として、以下の内容が示されました。

①評価のみに比べると認知行動療法を行ったクラスではアルコール消費が少なくなっていましたが、追加がマインドフルネスか、筋弛緩法かでは違いが明らかではありませんでした。

②認知行動療法を行ったクラスでは、ポジティブなアルコール期待も、ネガティブなアルコール期待も高まっており、マインドフルネス評価や、アルコール制御に関する自己効力感、衝動性に関しては差が明らかではありませんでした。


つまり、“思春期のアルコール問題に対して認知行動療法の効果は認められるが、マインドフルネスを加えた効果ははっきりしない”と言えそうです。


これによって、マインドフルネスの効果が否定されるわけではありませんが、少なくとも認知行動療法に加えての追加的効果を調べるという計画では、今回、マインドフルネスの効果ははっきりしませんでした。


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