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政治的態度の神経学的基礎


政治的な傾向について保守や革新/リベラル(liberal)と言われることがありますが、今回はこのような政治的傾向についてMRI画像を用いて分析した研究をご紹介します。


保守や革新/リベラル(liberal)な態度は政治的内容に関する神経学的反応に影響する


研究の参加者に同一の移民問題に関するニュース番組を見せて、脳の機能的変化をMRIを用いて調べました。


結果として、以下の内容が示されました。

①保守や革新/リベラル(liberal)の政治的傾向の違いによって、脳の叙述的内容の処理を行っていると思われる背内側前頭前野(DMPFC)の活動に相違を認めました。

②上記の相違は特に恐怖・倫理の問題を含んでいる時に、大きくなっていました。


つまり、政治的傾向によって、言葉に対する神経の反応に大きな違いがあることが分かりました。


その人の考え方の傾向を知る客観的な資料となる可能性はありますが、意図して表明するのではなく、脳の反応を検知されることに心理的抵抗感が生じるのではないかと思われました。

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