COVID-19の後遺症として、全身の倦怠感や遂行能力の低下など、精神神経領域における多くの症状が起こることが指摘されています。
今回は、COVID-19後に生じた不眠に着目した調査についてご紹介します。
睡眠に関する学会(SLEEP 2022: 36th Annual Meeting of the Associated Professional Sleep Societies)で発表された内容で、アメリカのクリーブランド・クリニックを受診したCOVID-19患者962人が対象となりました。
結果として、以下のことが示されました。
・全体の3分の2以上にあたる67.2%が中等度の疲労感、21.8%では高度の疲労感を訴えていました。
・41.3%が中等度の睡眠障害、8%で高度の睡眠障害を訴えていました。
・COVID-19後に出現する睡眠障害のリスク要因として、肥満、気分障害、黒人であるという条件がありました。
要約:『COVID-19後の後遺症として、およそ半数が中等度以上の不眠を経験する』
今まで注目されてはいませんが、不眠もCOVID-19の後遺症として、生活への影響が大きい症状の一つであると考えられました。
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