早産と脳の構造的変化・自閉症との関連


以前から、早期の出産とその後の自閉症診断との関連が指摘されてきました。


今回は、かなり以前の研究(2015)ですが、特に早期に出産した場合(27週未満)で、脳の構造的変化とその後の自閉症診断との関連を調べた研究をご紹介します。


Poor Brain Growth in Extremely Preterm Neonates Long Before the Onset of Autism Spectrum Disorder Symptoms

自閉症発症以前に認める超早期出産児の脳の低形成


妊娠27週未満で出産した児84人が研究の対象となりました。


出産時のMRI所見と6.5歳時の自閉症診断との関連を調べました。


結果として、以下の内容が示されました。

①上記の対象者のうち23人(27.4%)が自閉症と診断されていました。

②自閉症と診断された児では、過去のMRIで側頭葉・後頭葉・島・辺縁系の脳体積現象を認めていました。


つまり、“超早期の出産では通常よりも高い確率で自閉症を認め、これには脳の低形成が関与している可能性がある”ということです。


同じ早期の出産でも脳の体積や合併症の有無によって、その後の自閉症発症のリスクは異なる可能性が高いと考えられました。

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