時計の描画テストをデジタル分析することでアルツハイマー病の早期発見が可能かもしれない

昔から、認知機能のテストとしてアナログ時計を描く検査があります。
通常はこれを肉眼で観察して、実際の形状との差異を判断しますが、最近はデジタル機器を用いて分析する方法 があります。
今回は、時計の描画テストをデジタル情報として分析し、判断した結果がどの程度実際の病態と一致するか調べた研究をご紹介します。
Association of Digital Clock Drawing With PET Amyloid and Tau Pathology in Normal Older Adults
健常高齢者における時計描画のデジタル分析とアミロイドやタウ蛋白PET画像所見の関連
全体で300人が研究の対象となりました。そのうち264人が認知能力低下がなく、残りの36人は軽度認知障害か初期のアルツハイマー病でした。