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機能性消化器障害の重症度や頻度に応じて不安やうつの割合は増加する


明らかな身体的な異常がないにも関わらず、腹痛などの消化器症状を認める病態について“機能性消化器障害 functional gastrointestinal disorder(以下、FGID)”と言われることがあります。


今回は、FGIDと不安やうつの関連性について調べた研究をご紹介します。


Anxiety and Depression Increase in a Stepwise Manner in Parallel With Multiple FGIDs and Symptom Severity and Frequency

https://journals.lww.com/ajg/abstract/2015/07000/anxiety_and_depression_increase_in_a_stepwise.21.aspx

機能性消化器障害の重症度や頻度に応じて不安やうつの割合は増加する


カナダのオンタリオ州における研究で、2つの病院を受診した消化器症状を伴う外来患者4,217人が対象となりました。


結果として、以下の内容が示されました。


・FGIDを基準を満たす場合(器質的疾患を除く)では、不安やうつを伴う割合が多くなっていました(オッズ比は不安で2.66倍、うつで2.04倍)。


・不安やうつの割合は、消化器症状の重症度や頻度が増すごとに増加していました。


・調査以前に診断されていた割合は不安22%、うつ9%でした。


要約:『FGIDは不安やうつの背景を伴っていることが多く、精神状態に関する診断は行われていないことが多い』


器質的原因が明らかでない身体症状が重度である場合には、精神状態に関する診断も検討したほうが良い可能性が考えられました。



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