統合失調症などの精神病性の病態に対しても、幻聴の影響軽減等のために認知行動療法が適用される例が増えています。
今回は、治療の効果が低い統合失調症に認知行動療法を行った場合でも有効なのか調べた研究をご紹介します。
薬剤抵抗性の精神病に対する認知行動療法
複数の論文の結果を統合して分析した内容で、552人に関する治療効果の評価を含んでいます。
結果として、治療後の陽性症状、全体的症状、長期間経過した後のフォローアップについても、認知行動療法を行った場合には、しない場合よりも経過が良好となっていました(有効性を示すHedges’ gが治療後の陽性症状について0.47、全体では0.52)。
つまり、薬剤治療の効果がはっきりしない場合でも、認知行動療法を追加する等の別のアプローチをすることで、良い影響を与える余地が残されていると考えられました。
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