父親が子育てに適応していると、子どもの問題行動が少なくなる


母親の精神状態と、子どもの心理的成長に大きな関連があることは、しばしば指摘されてきました。


今回は、子どもが生まれて1年以内の時点における父親の心理的な適応と、その後の子どもの問題行動にどのような関連があるのか調べた研究をご紹介します。


Father involvement in early child-rearing and behavioural outcomes in their pre-adolescent children: evidence from the ALSPAC UK birth cohort

https://bmjopen.bmj.com/content/6/11/e012034.full

父親の子育てに対する適応と思春期前の子どもにおける問題行動


イギリスにおける大きな規模のデータ:Avon Longitudinal Study of Parents and Children (ALSPAC) を元にした研究で、出生時の10,000人以上から、11歳時点での問題行動まで追跡できたのは6,328人でした。


子どもが8ヶ月のときの父親の養育に対する適応を示す要素として

1)子どもに対する感情的な反応

2)家事や子育てに対する参加の度合い

3)子育てやパートナーに対する安心感

を挙げて、これらとその後の問題行動(子どもが9歳、11歳の時)の関連性を調べました。


結果として、以下の内容が示されました。


・上記の1)と3)が高いほうが、後の10%以上問題行動が減少していました。


・実際の子育て参加を示す2)の要素は関連を示していませんでした。


要約:『子育て初期における父親の心理的適応が良好だと、子どもの問題行動が減少する可能性がある』


その他に様々な要素の関連が考えられますが、2)の実際の子育て参加よりは、心理的要素の影響が大きい点が興味深いと感じました。


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