片頭痛の鍼灸による治療


特に薬剤が効きにくい場合や副作用が出る場合などで、鍼灸が疼痛に対する良い選択肢となることがあります。


今回は、片頭痛に関する効果を、対照となる偽刺激と比べて確認した研究をご紹介します。


Manual acupuncture versus sham acupuncture and usual care for prophylaxis of episodic migraine without aura: multicentre, randomised clinical trial

片頭痛の予防的効果に関する鍼灸と偽刺激の比較


前兆としての症状がないタイプの片頭痛に罹患した150人(平均36.5歳、123人が女性)が調査の対象となりました。


ランダムに通常の治療に追加して鍼灸を受けるグループと偽刺激を与えられるグループに分けられ、20回の施術が行われました。


結果として、以下のような内容が示されました。

①片頭痛のある日(migraine days)が減少していました。(例として施術開始後の17~20週の期間で、2.1日減少)

②偏頭痛の発作(migraine attack)が減少していました。(例として施術開始後の17~20週の期間で、1回減少)


偽刺激との比較だと効果の実感がかえって分かりにくいような気がするのですが、実際の回数を見てみると、鍼灸を行った場合には元々1ヶ月に6日くらいあった片頭痛の強い日が、半分以下の2~3日になっており、臨床的にかなり意味の大きな差であると感じました。


特に中国では疼痛に関する大きな選択肢となっている鍼灸ですが、とりわけ薬剤を使用したくない理由がある時にはもっと広くすすめられて良い方法であると思われました。


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