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物質使用後の統合失調スペクトラム障害への移行


マリファナやいわゆる覚せい剤等の物質使用によって、精神病症状(妄想・幻覚など)を来たし、短期間で軽快することがあります。


今回は、物質使用後の救急受診(精神病症状あり・なし)について、統合失調症(統合失調スペクトラム障害へ移行が起こりやすいのかを調べた研究をご紹介します。


Transition to Schizophrenia Spectrum Disorder Following Emergency Department Visits Due to Substance Use With and Without Psychosis

物質使用後の救急受診(精神病症状あり・なし)後の統合失調スペクトラム障害への移行


カナダのオンタリオ州における過去を振り返って調べる研究(後ろ向きのコホート研究)で、14~65歳の精神病の病歴のない9,844,497人(平均40.2歳)が対象となりました。


物質使用後の救急受診について、精神病症状があった場合となかった場合とに分けて、その後の統合失調スペクトラム障害への移行を調べました


結果として、以下の内容が示されました。


・物質使用後の救急受診(精神病症状あり)では、一般人口に比較してその後の統合失調スペクトラム障害への移行が非常に多くなっていました(ハザード比 163.2倍)。


・物質使用後の救急受診(精神病症状なし)では、一般人口に比較してその後の統合失調スペクトラム障害への移行が多くなっていました(ハザード比 9.8倍)。


・物質使用後の救急受診(精神病症状あり)の中では、マリファナ使用後の統合失調スペクトラム障害への移行が最も多くなっていました。


要約:『物質使用後に救急を受診するような状態を経験すると、その後の統合失調スペクトラム障害への移行が多くなる可能性がある』


特に、精神病症状を伴っていた場合の、リスクの大きな上昇が印象的な結果でした。




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